2009年04月

2009年04月30日

王湯

去り行くものに何故か郷愁を感じる。朽ちかけていくものに何故か美学を感じる。

八木沢ダムの建設によってダムの底に沈むといわれている川原湯温泉に行った。
関越に乗って、「渋川・伊香保インター」降りてトータル2時間くらいで到着する。
駐車場にクルマを止めて、神社にお参りして、1.5km「不動の滝」まで歩いた。
まわりを見ると、まさにダム建設中であり、山を削り巨大な構造物が、作られている。
この圧力感というのは相当なものである。
「不動の滝」は、ダム工事のため落石等の危険があるということで、立ち入り禁止となっていた。往復4km強歩いた。
この地域にダムが完成したらどんな景色になるのだろう。

ダムの麓あたりに何件かの温泉宿があり、ほぼその中央あたりに「王湯」という共同浴場がある。入場料¥300円、源泉温度が70度〜80度というお湯で水で薄めないと入れない。内湯は、けっこう熱いが、その暑さが身を引き締める感じがして、また、しっかりした石で温泉場が出来ていてこのしっかり感がいい。
生たまごを売っていて、15〜16分くらいかかるらしいが、自分で温泉たまごも作れるらしい。
この巨大な力、曲げることのできない現実、これって何なんだろうとちょっと重い気持ちで温泉を後にした。

地獄に堕ちた野郎ども
ダムド/地獄に堕ちた野郎ども
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cpiblog00193 at 00:18|PermalinkComments(0)TrackBack(0)音楽 

2009年04月20日

マドモアゼル・ブルース

「君に会いたい」より「マドモアゼル・ブルース」が好きだ。
ジャガーズの岡本信さんが亡くなられた。
ミリタリールックに身をつつんでカッコよかったなぁ・・・。

GSというとアイドル的要素もあり、当時は熱狂的ブームであったが、歌謡曲とロックとの間の中途半端的要素もあり、今ではいまひとつ評価されていないが、
時代の流れの中で、やっていたアーチストはそういうふうに仕立て上げられていただけで、本物のロックと言える要素もあったことは余り知られていないかもしれない。
もちろん、GSを離れて、プロデューサーだったり音楽ビジネスの中で力を発揮している人も多いし、例えば、沢田研二さんの昔の海外ロックのカヴァー曲なんかを聴いているとなかなかのものである。

今年の「OSHINO DEAD 2009」のような手作りイベントに、かまやつさんが出演する。
皆、音楽にこだわって日本の音楽シーンを作ってきた人たち・・・リスペクトしなくては!!

ザ・ジャガーズ・スーパー・ベスト
ザ・ジャガーズ・スーパー・ベスト
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cpiblog00193 at 12:44|PermalinkComments(0)TrackBack(0)音楽 

2009年04月19日

お店に行こう!

お店がなくなる。どんどんなくなる。ほんとに危機的状況である。

私の場合は、本屋さん、レコード屋さん、クルマとバイクのパーツショップ、パソコンショップ、ホームセンター等を徘徊するのが好きである。
買うものがあってもなくてもずっと行っていたクルマ&バイク関係のパーツショップが閉店というハガキが来た。自分はそういう店に集まってくる人が好きで店を見た後、ベンチ等にすわってカンコーヒーを飲んだりして一服する。
自分の行き場所が今後なくなるので非常にショックであった。

世の中、大型店舗ばかり出来て、普通のお店はどんどんなくなっていく。
自分の街や家のまわりの店に行ってモノを買おう!
私は、飲みに行くにはできるだけ個人経営の店、家の近くのカットハウス・・・等々、最近は家の近くで買うようにしている。

世界的に「レコードストアデイ」こうした動きが広まりつつある。

個人レベルではなく、自分の地域生活はみんなで守っていかなくてはいけない時代が来たようだ。

Love Is the Way
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cpiblog00193 at 23:01|PermalinkComments(1)TrackBack(0)音楽 

2009年04月09日

AND I WILL DREAM AGAIN

隠れユーミン・ファンである私は、3年振りとなる、さらに35年目に発売されたユーミンのアルバムを買った。
今回のアルバムは、いままでのユーミンみたいに時代と向き合う姿勢から、気張らず気取らずという感じで、すんなりと聴けた。
ジャケットのイラストには、ちょっとレトロなスタイルのスーツに身を固めたユーミンがいた。
タイトルどおり原点回帰、新しいスタートといった内容でむしろ新鮮にであった。
特にに、6曲目の「Bueno Adios」は、ラテンタッチで「真夏の世の夢」軽くしたようなサウンドで好感がもてた。
仕事や、日々の忙しさの中で、ふと止まってみると、忘れられない人や、甘い記憶があって、それでも時は流れていくというような彼女に世界に触れると、忘れていた素直な自分を思い出したりする。
最近のヒット曲の力づくポジティブパターンは勘弁してくれ!と思うのは私だけではないと思う。

そしてもう一度夢見るだろう
そしてもう一度夢見るだろう
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cpiblog00193 at 00:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0)音楽