2008年04月

2008年04月29日

「OSHINO DEAD 2008」

朝霧高原で行われた「OSHINO DEAD 2008」に行った。26日(土)は、雨であったがテントをすばやく張って体制を整えた。近くの温泉に入って、富士宮まで買い出しに行って、七輪の炭で、肉やら貝野菜を焼いて酒を飲んだ。ステージの方からはバンドの演奏が聞こえてくる。ステージでは、亀渕友香のバンドがやっていて、久々にスライ&ファミリー・ストーンのナンバーなんかを歌っていてその時代を彷彿とさせられる。 そんな雰囲気を楽しみながら気ままにすごす。
屋内ステージでは、ローソクによるオブジェがゆらゆらとする異様な雰囲気の中、COCKC'NELLの演奏がはじまる。真っ黒な衣装にサングラスのかけた女性ヴォーカルで、その個性にある声でとうとつと淡々と歌うスタイルは、なぜか引き込まれる。80年代の日本のパンクシーンを感じさせられて、久々に感動をおぼえた。
27日(日)は、すっかり晴れて「富士山」が姿を見せた。こんなに富士山が近いところで1日を過ごしたのははじめてだ。太陽が上がると共にテントの中で目覚め、昼間はまた違う温泉を探して、「もちや」の二輪館を覗いたり、山村レイコさんの運営する「FairyTale」を探しに行ったり、朝霧周辺を徘徊する。帰ってくると、WARLOCKS がオールマンブラザーズバンドのナンバーを演奏している。コレがまさにオールマンを生で聴いているようで嬉しかった。
日が落ち始めてくると、今日のメインステージのラスト、China Cats Trips Bandだ。暗くりはじめると、ファイヤーダンスがはじまる。スピリチュアルな気持ちにさせられて気分もハイになってくる。Chinaの演奏がはじまり、暗くなってくるとOVERHEADSHINKILOWのライトショウがはじまる。Chinaの演奏、富士山の麓、朝霧高原のシュチエーション、めくるめくライトショウ異次元な世界が創出され、気持ちが研ぎ澄まされる。
自分が触れることができたのは、「OSHINO DEAD 2008」のほんの一部・・・人間の精神とか生きているということとかに気づかせてくれる楽しい時間であった。

oshino_fujioshino_jerry










runpetfairytale






jpgoshino_china






ikareteikumiChina Cats Trips Band / いかれていくみ




コクシネル/コクシネル


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2008年04月10日

BLACK HAWK

「渋谷百軒店ブラック・ホーク伝説」という本を買った。
20代前後、学校に行ってもしようがないし、一人行くあてのない自分の気持ちを収めるために、「全線座」、「ジャンジャン」、「ブラック・ホーク」には良く行った。この店でかかっている音楽には興味があったし、文庫本を読みながら音楽を聞いて、一人でだまって時間を過ごすのに最適だった。社会人になって、「ホーカーズ・ヴィレッジ」にも良く行った。音楽が聴けて、安く酒が飲めるからである。両方の店もいつしかなくなってしまい。なぜ、なくなってしまったのだろうという気持ちが心の隅に残って、現在に至っている。
「Small Town Talk」というミニコミ紙が発行されていて、その紙面で紹介されているレコードが再評価されている。もちろんこの本には、「ブラック・ホークの選んだ99枚のレコード」が紹介され、ブラックホークで音楽を聴いて、その後音楽の世界で活躍している人たちのエッセイやコメントが掲載されている。
しかし、自分は、この店の経営者であった水上さんのインタビューが面白かった。一人歩きしてしまっている伝説の一方、リアルな現実が生々しく語られていて、説得力があった。永く心の隅にかかえてきた来た気持ちに区切りがついた。

渋谷百軒店ブラック・ホーク伝説 (CDジャーナルムック) (CDジャーナルムック)


スモール・タウン・トーク~ベスト・オブ・エイモス・ギャレット


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2008年04月04日

アドリブ

「爆笑問題」が好きだ。火曜日の11時からやっているNHKの「爆笑問題のニッポンの教養」という番組を観た。
この番組は、人類・人間がかかえるテーマに対して、その分野の研究家の人と「爆笑問題」が、言葉のバトルをするような番組だ。なかなか切れ味、鋭い内容が展開されれる。
番組の中で、太田が「人生なんてどうせアドリブみたいなもんだろー」、田中が「人生を一度練習しても面白くないしな。」というふとしたやりとりがあった。
「人生もアドリブ」と考えれば、気楽なような気がするし、このフレーズに不思議と何か救われたような気分になった。


John Coltrane/My Favorite Things


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