2006年04月

2006年04月30日

ボブ・ジェームス

世の中ゴールデンウィークと言われる休日の初日の夜『ブルーノート東京』にボブ・ジェームスとエンジェル・オブ・シャンハイのコンサートを観に行った。久々に行くブルーノートは、「表参道」を降りて、骨董通りの半ばあたりの右側を降りたところという理解で行ったが、すっかり場所は変わっていて、少々マゴママゴした。「ずいぶん前に移転したよ。」と言われて、新しい「ブルーノート」は、スペースも広くて、おしゃれ、食事をしながらコンサートを楽しめるのもリッチといえる。
JAZZの大御所ボブ・ジェームスと中国楽器の名手たちの集団「エンジェルス・オブ・シャンハイ」の東洋と西洋のコラボレーション・ライブであったが、「音楽に国境はない」という感じで、作り出される音楽世界はなかなか面白かった。「エンジェルス・オブ・シャンハイ」は、中国琴、ニ胡、横笛等の若い人の集団であるが、古典的奏法にこだわることなくアヴァンギャルドな演奏は、ボブ・ジェームスやネーザン・イーストといったベテランに負けることなく素晴らしかった。シンプルな中国楽器は、広大なアジアの大陸を想像させられるから不思議だ。音楽は人の精神をインスパイアする効果がある。飛び石連休の頭を良いイメージでスタートできた。

ボブ・ジェームス/エンジェルズ・オブ・シャンハイ


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2006年04月19日

ミュージック・ビジネスの光と影

音楽雑誌『レコード・コレクターズ』の4月号から「アルファの宴」というコーナーがはじまった。こうした話は、ある意味で生々しいので日本では余り活字にならないが、かつて近いところで仕事をしていただけに興味深く読んでいる。海外では、アトランティック・レコードとか、モータウンとか、CBSコロンビアとかについて書いた本が出ていて、日本でも翻訳されている。日本はハードメーカーや出版社のソフト部門としての子会社として発足したという経偉が多いが海外では、一人のプロデューサーによって起業され、そこに才能のあるアーティストが集まってくるという形が多いと思う。アルファ・レコードはまさにそんな音楽家の村井邦彦さんが作った会社で、YMOやカシオペア等の優れたアーティストを世に送った。レコード会社は単なる経営理論では語れない部分があり、かがやかしくもあり、その勢いを失った時は重苦しくもある。

YMO/ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー


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2006年04月12日

初出荷!!

中古盤◎DISK-MARKETサイトを立ち上げて約3週間・・・はじめての出荷があった。レコード棚から商品を探して、丁寧に梱包して送るって単純な作業であるがなぜか緊張した。
SEOとかやってきて、なんとかいいところにポジショニングできるようになった。初出荷は値段も高いレアな商品であったが、買っていただけるということは、サイトとして世の中に認知されたという証明でもあり嬉しかった。半ば趣味的なサイトで、お金もうけなんかはむずかしいが、関わっているプロジェクトの人たちとああだこうだしていくのも楽しい。しばらく忘れていたがレコード盤にますます愛着が沸いてくるこのごろだ。

フェアポート・コンヴェンション/ナイン+4(紙ジャケット仕様)


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2006年04月06日

日本ポップスシーンの影武者

プロの仕事とは、クライアントの要求を100%満たし、さらにSOMETHINGをプラスできるということだと思う。日本の音楽シーンで、決して表に出ることなくヒットを作り続けてきた人が、筒美京平だ。
今回、レコード各社から、彼の作品を集めたコンピレーションが発売になったが、それぞれのアーティストの要求に対して一作品、一作品づつ作品を作ってきたと思うが、通して聴いてみるとしっかりとした“筒美京平ワールド”が広がっている。POPSでありながら、ちょっとせつなく哀愁のあるメロディーが心をくすぐる。

THE HIT MAKER-筒美京平の世界-


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2006年04月02日

桜・・・・リベルタンゴ

今日は天気も良く午後から墓参りに出かけた。昔は墓参りはうっとうしいだけで、まったく親まかせであったが、年を重ねたせいかお墓のまわりを掃除して、花を供えて、線香あげるとなぜか清々とした気持ちになるから不思議だ。
多摩墓地へ向かう新小金井街道は、満開の桜が、道の両脇に咲き誇り異様ともいえる美しい光景であった。桜を楽しみながら「小松亮太/バンドネオン・ダイアリー」を聞いてクルマを走らせたが、激しくそしてもの悲しいバンドネオン音色は、まさにこんな風景にぴったりで心の揺れを抑えきれなかった。ピアソラの名曲「リベルタンゴ」は、バンドネオンの演奏にさらに花を添えてくれる。

小松亮太/バンドネオン・ダイアリー


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