井上陽水トリビュートオヤジも聴ける「東京事変」

2004年12月07日

「血と骨」「透光の樹」

久しぶりに「血と骨」「透光の樹」を観た。「月はどっちに出ている」の崔洋一監督、「遠雷」等の根岸吉太郎監督作品である。どちらも、重いテーマを扱っており、精神状態が悪い時観ると鬱になってしまいそうである。
「血と骨」は、北野武、鈴木京香が好演。
「透光の樹」は、秋吉久美子が「千桐」役にぴったり!出演予定で係争中との話である萩原健一に代わって、永島敏行が出演。藤田敏八作品の流れを汲むキャストで70年代ATG映画を親しんでいた人間にとってはちょっとなつかしくもあった。
やはり、両作品共、原作の良さが素晴らしいのか、観た後ズシリと来るものがあり、本の方も読みたくなる。また、どちらの作品も音楽の扱いがなかなかシブく、「血と骨」は岩代太郎のオーケストレーションが重要な場面で光った。「透光の樹」は音楽はなんと日野皓正であった。
映画がエンタテイメント化した最近でも、こんな映画が存在する。最近の映画館の椅子も楽だし、設備も良くなっているので、映画館で映画を観るのはいいものである。


血と骨 オリジナル・サウンド・トラック
透光の樹オリジナル・サウンド・トラック

cpiblog00193 at 15:21│Comments(0)TrackBack(1)音楽 

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1. 【映画】血と骨  [ DOMANGOLIAN Blog ]   2008年07月31日 14:09
北野武の存在感が際立っていて、ものすごい迫力の映画です。その生き方がもうむちゃくちゃでやりたい放題、だけどどこかさびしい。ラストに進むにつれ生き方も壮絶さを極めていって、ただただ圧倒されていきました。ハリウッド映画に無い凄みがある作品です。解説: 第11回山...

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